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 令和 四年 師走 10日(土) 曇 室温 10.3度 湿度 62%。
 三通り。 No. 4403
分業制の場合は将棋の駒を完成させるまでには大きく分けて三通り工程に分かれます。木地、彫、仕上げ(盛上げ)細分化すれば木地の場合は原木伐採、仕入れ、駒形加工など、彫はさすがに今は無いと思いますが、一昔前までは歩、香、桂馬、金銀、飛車角、王将、作名などの分業は無いと思います。普通は組彫りですね。盛り上げの場合は彫埋、盛上げ位でしょうかね。この三通り工程で言葉が悪いのですが一番楽でうま味があるのが彫の工程ですね。まず最初に駒形に手を入れますので作名を入れやすい。巧かろうが下手だろうが誰でも当たり前のように作名を入れます。木地、仕上げの職人さんは影の存在ですね。勿論、例外もあります。久徳氏は仕上げだけの方でしたので彫は彫る方に依頼していましたね。木地を扱う問屋さんは店の銘で出している所もあります。
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