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 令和 五年 霜月 29日(水) 雨 室温 15.5度 湿度 55%。 
 脱帽。 No. 4751
金沢個展では辛い酒行が楽しい酒行へ移行しました、愛棋家の方々とお会いしてお話しする事も勉強になります。勉強と言えば帰郷前に石川県立伝統産業工芸館と国際漆展・2023年輪島展を見学に訪れました。さすが、輪島。将棋の駒など足元にも及ばない伝統と歴史。それ以上に新しい事に挑戦する若い力には感服しました。温故知新、とはこの事でしょう。発想の自由、それを活かし切る技術力。五角形の枠のなかで保守的な事しかできない駒は衰退へ進むのは当然の事でしょうね。漆器関係も淘汰の波があり、それを乗り越えて今の美術工芸に発展しているようです。駒の世界は十数年おきのブームで活かされているだけで駒の質は向上するどころか下降線をたどり魅力のない世界観は後継者不足に陥るのも自然のことかもしれませんね。人を引き付ける魅力、引き込む技術は脱帽です。金沢個展で一番の刺激、まだまだ児玉龍兒の作品は巧くなり変われる要素もありますね。作品制作がこれほど楽しく面白い世界とは・・・・・。
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