個展中は閑古鳥が舞い降りる通常通りの開催となりました。まぁ、何時もの事ですので慣れています。餌巻きもしていませんが、これが私の実力です。
開催中にある方から「駒を作って食べていけるの」と素朴な疑問の話が出てきました。駒作りの若い方も悩んで個展会場に訪れる方もいます。まぁ、私が食べていけるので難しいことはないでしょうが、楽して食べていけるような世界ではありません。人様の看板を借りて仕事の依頼が増えても技術が付いてこなければ依頼はなくなるでしょうね。周りの仲間を気にしすぎて、才能を生かしきれない方もいます。正直に言います。作る方へのアドバイスはほどほどに、私から言わせれば素人が素人にアドバイスをしても迷宮に迷うだけです。出る杭は打たれます。出過ぎた杭は打たれません。助言のひとつはいい作品(宮松、静山)を見る事、いい作品を模写して作る事かな。もうひとつは「つまらないしがらみ」を切る事。その覚悟があるなら、私でできる事ならいくらでもお教えしますよ。私よりも才があるのに埋もれてしまうとは・・・・・周りの方の責任ですね。弟子を取る事は馬鹿でもできます。その弟子を食べていけるように導くのが師(教える人)の責任です。それができないなら弟子を取る資格はない。 |