久しぶりの雨ですね。早朝のウォーキングも休み制作の時間に当てています。時は金なり。
さて、木地、作品との出会いは一期一会です。同じ素材はありません。似たような素材は同じ1本の柘植材から42枚揃えてお見せするくらいです。人のイメージは最初の印象が強すぎて、同じ素材でも見劣りするように感じる方も多いのではないでしょうかね。真面目に受けて御蔵島へ素材を探しに行っていましたが、よくよく考えれば私自身が同じ素材は無いと言いながら探している滑稽ですね。赤柾ひとつにしても、このような赤柾が欲しいと言われても時間が赤柾を作り変えていますので、同じ素材を提供する事は難しいですね。虎斑、根杢も同じですね。作品はお渡しした時に作品の完成品ではなく、手元に置いてくださる愛棋家の方が手塩に掛けてひとつの完成品になると思います。勿論、私は最高品を生み出し提供できるように努めますが、育てるのは愛棋家の方です。人様の作品で良く見えるのは制作者の力だけではなく愛棋家の方の愛情の表れだと思います。写真はあくまで参考資料のひとつで、それに偏り過ぎますといい出会いを見逃す事もあります。出来る限り愛棋家の方のご要望にお応えできるように努めますが、写真のメリット、デメリットもありますが出会いは一期一会です。
さて、先の事になりますが将来は・・・・・・。 |