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 令和 六年 水無月 14日(金) 晴 室温 24.4度 湿度 54%。
 素材から。 No. 4950
夏日が続きますね。早朝の漆作業中は窓を開けることができませんが、日中は窓を開けては通り過ぎる人の視線を感じています。気のせいでしょうが・・・・。
素材から収集する方は虎斑、杢、赤柾の3種類を手始めに集める方も多いようです。でも、一昔前のお話です。今は虎斑でも多種多様にあり、杢などは限が無い、一番面倒なのが赤柾ですね。赤柾は基準が無い。年輪の揃いにこだわりがある方は一生赤柾を手元に置くことは無いだろうな、と、思えるくらいのこだわりです。昔の赤柾を例に出す方は素材そのものを理解していない方が多いですね。赤柾は歳月と共に育てるからこそ価値が生まれる素材です。50年前のような赤柾を現代に求めるのは非常識ですね。まぁ、気持ちは私は痛いほどわかります。歳月を経て育った赤柾は何物にも代えられない絶品ですものね。
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