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 令和 六年 文月 10日(水) 曇 室温 26.0度 湿度 66%。
 品のある書体。 No. 4976
有難い事に以前から比べて源平衛清安のご依頼が増えています。源平衛清安は素材を活かす書体のひとつですので目が肥えた愛棋家の方が増えたのでしょうね。4代書体と言われます錦旗、水無瀬、菱湖書の次に手元に置く方が多く4番手のイメージがありましたが、今は目線を変えれば4代書体の中で1番に品の良い書体ですね。作り手によりますが・・・・教材として手元に置いています師 静山の源平衛清安を見ていますと小振りの駒形に品のある源平衛清安はバランスが取れた逸品ですね。駒形も私の小振りと言いますよりは昔の駒型ですね。今は小振りで薄く持ちにくいと言われ敬遠されがちです。何時かは個展会場で教材と私の作品を展示して比べてもらうのも面白いかな、と、考えています。諸先生の作品を観ていますと作り手の生きざまが垣間見ることができます。同じ書体ですが、良し悪しは別としまして作り手で面白いくらい変わるものですね。
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